
~その共有名義、本当に大丈夫? 相続不動産で揉める人・揉めない人の違い~ その不動産取引、大丈夫? 第18話

~その共有名義、本当に大丈夫? 相続不動産で揉める人・揉めない人の違い~
その不動産取引、大丈夫? 第18話
親が亡くなり、実家や土地を相続することになった。
そんな時、多くのご家族が最初にこう考えます。
「とりあえず兄弟みんなの名義にしておこう」
「平等に分けた方が揉めないよね」
「今すぐ使う予定もないし、そのままでいいか…」
一見、円満に見えるこの判断。
しかし実は…
この“とりあえず共有名義”が、将来大きなトラブルの原因になるケースが非常に多いのです。
不動産業界では、
“共有名義は、揉める入口”
と言われることもあるほど。
今回は、
「共有名義とは何か?」
「なぜ相続後に揉めやすいのか?」
「トラブルを防ぐ方法は?」
この3つを、初心者の方にも分かりやすく、実務レベルで解説していきます。
■ そもそも共有名義とは?
まず基本から。
共有名義とは、
1つの不動産を複数人で所有している状態
のことです。
例えば、
父親が亡くなり、
- 長男 1/2
- 次男 1/4
- 長女 1/4
という形で相続した場合、
この不動産は共有名義
になります。
一見、公平に見えます。
しかし…
“公平”と“扱いやすさ”は別問題
ここが非常に重要です。
■ なぜ共有名義は揉めやすいのか?
結論から言うと、
“全員の同意が必要な場面が多いから”
です。
■ ケース① 売却したいのに売れない
これが最も多いトラブルです。
例えば、
長男は
「もう誰も住まないし売りたい」
一方で、
次男は
「思い出があるから残したい」
長女は
「将来子どもに使わせたい」
こうなると…
売却できません。
なぜなら、
不動産全体の売却には
共有者全員の同意が必要
だからです。
■ 実務で本当に多いケース
大阪市内でも、
「査定まではしたけど、兄弟の意見がまとまらない」
というケースはかなりあります。
結果…
何年も放置
その間にも、
- 固定資産税
- 建物の老朽化
- 空き家リスク
だけが増えていきます。
■ ケース② リフォームも自由にできない
共有名義では、
大きな変更をする場合も、
共有者の同意が必要
例えば、
- 建物の解体
- 大規模リフォーム
- 建替え
- 賃貸活用
これらも、
一人では決められない
つまり、
“持っているのに自由に使えない資産”
になりやすいのです。
■ ケース③ 相続が重なると、さらに複雑になる
ここが一番怖いポイントです。
例えば、
共有者の一人が亡くなった場合…
その持分は、
さらにその家族へ相続されます。
すると、
最初は3人だった共有者が…
3人
↓
5人
↓
8人
↓
10人以上…
というケースも珍しくありません。
これを業界では
“権利関係の細分化”
と呼びます。
こうなると、
連絡先すら分からない
海外在住の相続人がいる
そもそも話し合いができない
結果、
売れない不動産
になってしまいます。
■ 共有名義のまま放置すると起こるリスク
✔ 固定資産税は毎年かかる
誰も住んでいなくても、
税金は止まりません。
✔ 空き家になる
管理されない家は、
- 雑草
- 雨漏り
- 防犯リスク
- 近隣クレーム
につながります。
✔ 特定空き家のリスク
行政から
特定空き家
に指定されると、
固定資産税の軽減が外れる可能性も。
結果、
税金が最大6倍になるケースも
■ 揉めない人がやっている3つのこと
ここかなり重要です
① 相続前から話し合っている
揉めないご家族は、
“起きてから”ではなく“起きる前”に話している
- 誰が住むのか
- 売るのか
- 貸すのか
事前に方向性が決まっていると、
トラブルは大幅に減ります。
② 名義をシンプルにする
できるだけ
単独名義
または
管理しやすい人数に絞る
これだけでも将来の負担はかなり変わります。
③ 売却・活用の出口を決める
- 将来売却する
- 賃貸活用する
- 建替える
出口戦略がある家族は強い
■ 【プロ視点】共有名義が向いているケースもある?
あります。
例えば、
✔ 夫婦で住宅購入
✔ 投資用不動産
✔ 事業承継
ただし、
“目的が明確な共有”
であることが条件です。
相続での
“とりあえず共有”
とは全く違います。
■ 共有名義は“今”動くほど解決しやすい
ここが一番大切です。
共有名義の問題は、
放置するほど複雑になります。
しかし逆に言えば、
早い段階なら選択肢は多い
▼こんな方はぜひご相談ください
- 実家が兄弟の共有名義になっている
- 相続予定の不動産がある
- 売りたいのに話がまとまらない
- 空き家になる予定の実家がある
- 将来子どもに迷惑をかけたくない
無料相談受付中
大阪エリア密着だからこそ、
相続+共有名義+売却+活用までワンストップ対応
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■ まとめ
共有名義は、
“平等”に見えて、“複雑”になりやすい選択肢
今回のポイント
✅ 売却には全員の同意が必要
✅ 放置すると相続人が増える
✅ 空き家・税金リスクがある
✅ 早めの話し合いが最大の対策
そして一番伝えたいこと。
“とりあえず共有”が、将来一番高くつく。
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