
【2026年 最新】越境物や木の枝木の根切って良いか知っていますか?適切な対処方法を解説します

不動産の売却を考えるとき、意外と見落とされやすいのが「越境物」、つまり庭木の枝や根が隣地との境界を越えて入り込む問題です。「隣の木の枝が自宅の敷地に伸びてきたけれど、勝手に切ってよいの?」「トラブルになったらどうすればいい?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
2023年(令和5年)4月1日に施行された民法改正により、越境した枝への対応ルールは大きく変わりました。一定の条件を満たせば、越境された側が自分で枝を切り取れるようになった一方、事前の催告や隣地を使う際の通知など、守るべき手順もあります。売却前にこの点を押さえておくことが、買主に安心感を与える第一歩になります。
この記事では、大阪市都島区・城東区・鶴見区・旭区で不動産の売却を検討している方に向けて、越境する枝や根の基本、改正民法のポイント、売却前の対策、地域での実践ポイントをわかりやすく解説します。早めの対処で、安心して売却準備を進めましょう。
この記事でわかること(Q&A目次)
越境する枝や根とはどのようなケースか
隣地の庭木などの枝や根が、自分の敷地の側へ境界線を越えて伸びてくる状況を「越境」と呼びます。越境は日常生活の悩みであると同時に、不動産売却では査定や買主の印象に影響する要素にもなります。まずは、どのような状態が越境にあたり、なぜ売却前に整理しておきたいのかを確認しましょう。
この章のポイント
- 越境とは、枝や根が敷地の境界線を越えて入り込む状態のこと
- 日当たりの悪化・落ち葉の掃除・壁や外構の損傷リスクにつながる
- 枝と根では法的な対応方法が異なり、売却前の整理が重要
詳しく解説していきます!
越境とは?枝と根で対応が異なる
越境とは、木の枝や根が自分と隣地の境界線を越えて、相手の敷地へ入り込んでいる状態をいいます。ここで押さえたいのは、枝と根では法的な対応が違うという点です。枝は原則として隣地の所有者へ切除を求める必要があり、催告後に対応がない場合や所在不明の場合、急迫の事情がある場合などに限って自ら切除できます。一方、根は所有者の許可を得なくても自分で切除できます。
越境が暮らしに与える影響
越境した枝や根は、次のような影響を及ぼすことがあります。
- 枝が伸びて日当たりが悪くなる
- 落ち葉の掃除など日々の手間が増える
- 根や枝が壁・塀・外構を傷めるおそれがある
住宅が密集しているエリアでは、こうした影響が表面化しやすいため注意が必要です。
売却前に放置すると査定や買主の印象に影響する
越境の問題を放置したまま売り出すと、「後からトラブルになるかもしれない」という不安を買主に与えやすくなり、査定や交渉にも響く可能性があります。特に境界に関する懸念は、不動産取引では信頼に関わるテーマです。売却前に現状を確認し、必要な対応を済ませておくことで、取引を円滑に進めやすくなります。早期の対処が、結果的にもっとも効果的な対策です。
法律ではどう対応できるのか~改正民法のポイント~
越境した枝の扱いは、2023年4月1日施行の民法改正(第233条)で変わりました。従来は「所有者に切除を求める」ことしかできませんでしたが、現在は一定の条件を満たせば、越境された側が自ら枝を切り取れるようになっています。売却前に正しく理解しておけば、無用なトラブルを避けられます。
この章のポイント
- 原則は、まず樹木の所有者に切除を請求する(民法233条1項)
- 催告後も切られない・所在不明・急迫の事情のいずれかなら自分で切除できる
- 隣地に入る際は隣地使用権(民法209条)に基づき、原則として事前通知が必要
詳しく解説していきます!
2023年4月施行の民法改正の内容
改正後も、まず所有者に切除を求めるのが基本の流れです。そのうえで、次に説明する条件に当てはまる場合には、越境された側が自ら枝を切り取ることが認められるようになりました。なお、根については改正前から切除が認められており(民法233条4項)、この扱いは改正後も変わりません。
自分で枝を切れる3つのケース
民法233条3項により、次のいずれかに該当する場合は、自主的に枝を切り取ることができます。
- ①催告後、相当の期間が経っても切除されない場合
- ②所有者の所在が不明の場合
- ③急迫の事情がある場合
②の場合に備え、所有者を調べた経過を記録しておくと、後の説明に役立ちます。
隣地使用権(民法209条)と事前通知
枝を切り取るために隣地へ立ち入る場合は、所有権に基づく「隣地使用権」(民法209条)を行使できます。この条文では、境界付近の工作物の築造・修繕、境界標の調査・測量、そして民法233条3項による枝の切取りのために、必要な範囲で隣地を使用できると定められています。使用する際は、日時・場所・方法について、隣地の所有者や使用者の損害がもっとも少なくなるよう配慮し、原則として事前の通知が必要です。
このように、改正後は越境枝への対応がより明確で柔軟になりました。ただし、個別の事情によって対応は変わるため、迷う場合は専門家へ相談することをおすすめします。
日常的な対策と注意点~売却前の対策として~
大阪市都島区・城東区・鶴見区・旭区で戸建やマンションの売却を検討している方にとって、越境する枝や根への対応は、安心して売却を進めるための大切なポイントです。住宅が密集するエリアでは、落ち葉や日当たりの悪化、電線への接触など生活への影響が出やすく、内覧時に買主から敬遠される可能性もあります。予防的な管理が、信頼感のある売却につながります。
この章のポイント
- 定期的な剪定と観察で、越境の兆候を早めに発見する
- 高所や電線付近の作業は、専門の業者に相談・依頼する
- 越境トラブルを整理しておくと、査定や契約で評価されやすい
詳しく解説していきます!
- ① 定期的な剪定と観察で兆候を早く見つける
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庭木を定期的に確認し、枝や根が境界に近づいていないかを見ておくことが基本です。早期に気づけば、小さな手入れで済むことも少なくありません。
特に住宅密集地では、越境枝による落葉や日当たりの悪化、電線への接触などが起こりやすいため、売却を考え始めた段階で現状を見直しておきましょう。
- ② 高所・電線付近の作業は専門業者へ
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剪定や切除は、高所作業や電線の近くでの作業など、危険を伴う場面があります。安全面を考え、専門の造園業者・伐採業者へ相談・依頼することをおすすめします。依頼時には、次の点を確認しましょう。
- 作業範囲・内容:剪定・伐採・抜根・廃材処分まで対応できるか、見積りの内訳が明確か
- 安全対策:保険加入や資格の有無、高木や電線付近でも安全に作業できるか
- 近隣への配慮:養生、作業の時間帯、事前のあいさつ、保証が丁寧か
- ③ 越境トラブルを整理して「安心して買える物件」に
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売却前に越境の問題を整理しておくと、査定時や契約時に「安心して購入できる物件」として評価されやすくなります。
反対に、放置したままだと「近隣トラブルを抱えている可能性がある」と受け取られ、買主や金融機関から敬遠されるリスクがあります。問題のない状態で売り出すことが、スムーズな売却への近道です。
大阪市(都島区・城東区・鶴見区・旭区)で売却を検討する場合の実践ポイント
大阪市内、特に都島区・城東区・鶴見区・旭区で戸建やマンションを売却するなら、樹木の枝や根の状態を事前に整理して把握しておくことが重要です。越境は境界トラブルとして購入希望者の不安につながり、信頼や査定額にも影響する可能性があります。ここでは、売却前に取り組みたい具体的な準備を紹介します。
この章のポイント
- 境界の位置を確認し、越境の有無や対応状況を一覧化する
- 必要に応じて法務局で登記事項証明書を取得し、所有者情報を確認する
- 専門家への相談記録を整え、整理済みであることを買主に伝える
詳しく解説していきます!
境界の位置と樹木の状況を一覧化する
まず境界の位置を確認し、樹木の状況を整理します。買主への安心材料になるよう、次の情報をまとめておくと便利です。
- 越境の有無:枝や根が隣地へ(または隣地から)越境しているか。現地での目視確認が基本です
- 対応状況:催告済みか、切除の予定があるか。記録を残しておくと安心です
- 専門家への相談状況:司法書士や弁護士に相談しているか。法的な不安の解消に役立ちます
法務局で権利関係と所有者情報を確認する
必要に応じて、法務局で登記事項証明書を取得し、権利関係や所有者の情報を確認しておくこともおすすめです。所有者が分からない場合にも、調べた経過の記録が必要になります。これにより、民法改正にもとづく「自分で切除できる」要件(所有者不明、催告後の放置など)を満たしていることを示す準備ができます。
整理済みであることを売り出し資料・内覧で伝える
越境問題に誠実に対応している姿勢は、購入検討者の安心感や信頼感を高める要素になります。周辺の同種物件と差別化するためにも、「樹木の越境状況を整理済み」「必要な対策を済ませています」といった情報を、売り出し資料や内覧時に伝えておくと効果的です。
まとめると、境界や樹木の越境状況を把握し、法務局での証明書取得や専門家への相談記録を整えて、買主に安心材料として示せるようにしておくことが、円滑な売却への実践的なステップです。
まとめ
越境している木の枝や根の問題は、日常の管理だけでなく、不動産売却時にも重要なポイントです。この記事の内容を振り返ってみましょう。
- 越境は枝と根で対応が異なる。枝は所有者への切除請求が原則、根は自分で切除できます。
- 2023年4月の民法改正により、催告後の放置・所在不明・急迫の事情があれば、自分で枝を切り取れます。
- 日頃の剪定・観察と、専門業者の活用で、売却前に越境トラブルを整理しておきましょう。
- 境界・樹木の状況を一覧化し、法務局や専門家への相談記録を整えて、買主の安心材料にしましょう。
事前の確認や所有者同士の話し合いが円滑な解決には欠かせません。早めに対策を講じて、スムーズな不動産売却を実現しましょう。
UC株式会社(UC不動産売却サポート)について
UC株式会社は、大阪市都島区を拠点に、城東区・旭区・鶴見区・東淀川区など周辺エリアの不動産売却をサポートしています。これまでの取引実績は1,500件以上。司法書士・税理士と協力し、安心して進められる体制を整えているほか、無料相談・無料査定で初めての方も気軽にご相談いただけます。越境や境界のお悩みも含め、まずはお気軽にご相談ください。

